ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

バスが故障した話

私の任地はJICA事務所がある経済首都コトヌーから車で約10時間。長距離バスや長距離タクシーで移動している。朝出発して夕方到着するという感じ。先日コトヌーからジュグーに帰るために長距離バスに乗った時の出来事。

7時発のATTというバスに乗るため6時半過ぎにバス停へ。まだバスが来ていない。座って待っていたらバスが7時にバス停に到着。荷物の積み込みがあり出発したのが7時半。すでに嫌な予感。

f:id:aqua333:20190125074842j:image

意外にも順調にバスは進み、パラクーを過ぎて1時間ほど経過したかなという18時半ころ。バスは止まった。乗車からすでに11時間。寝ていたのでよく分からないが、どうやらエンジンがかからなくなったようだ。後ろから来た別の長距離バスConfortが様子を見に止まってくれていた。

f:id:aqua333:20190125074836j:image

乗客は外に出てぼーっとしていた。運転手はバスを直そうとバタバタ。私は暇なので、持っていたパンを食べたり、草むらに隠れて用を足したり。

故障から約1時間が経過した頃、痺れを切らした乗客のおじさんが「俺はもうタクシーで帰る」と言い始めた。私もさっさと家に帰りたいので彼に続いてタクシーへ。ついでに私の隣に座ってたお兄さんも一緒に。パラクーからジュグーの間は乗合タクシーが多く通っているので、捕まえるのは簡単。

f:id:aqua333:20190125074831j:image

バスに別れを告げ、タクシーに乗った30分後。今度はタクシーのガス欠。ガソリン無くなるとこうやって止まっちゃうんだーと呑気に考えていたわたし。車が止まった場所が村だったので、星が綺麗でした。空を見上げていたら、運転手が近くでガソリンを探して帰ってきました。無事にジュグーの家に着いたころは真っ暗。長い旅でした。今までATT(バス会社)は第二選択くらいだったけど、ここ最近は故障が多いからおすすめしない。早く前みたいにいいバスに戻ってほしいな。それにしても、ベナン来て1年2ヶ月。トラブルにも慣れてきた。