ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

現地NGOによるぼかしとコンポストの講習会

時は遡り2018年11月16日の出来事。

PROTOS(プロトス)というNGOがぼかし、コンポスト、自然農薬の講習会を畑でやっていました。わたしはこの日畑に行くのが遅くなってしまったので、着いた時にはちょうど講習会が終わっていました。農家さんが講習会の内容を教えてくれたので紹介します。

 

◯ぼかし

農家さんはコンポストと言っていたけど、ぼかしだと思われる。後からわかったけど、このPROTOSという団体はぼかし(le bokashi)という言葉を使っている。

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材料

牛糞、赤土、雑草、米ぬか(もみ殻をすりつぶす)、炭の粉(炭をすりつぶす)、砂糖、ドライイースト
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米ぬか
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ドライイーストと砂糖

 

作成方法

1日目

牛糞、赤土、雑草、米ぬか(もみ殻をすりつぶす)、炭の粉(炭をすりつぶす)、砂糖、ドライイーストを混ぜる

2日目〜4日目

朝・夕に切り返し

5日目

朝のみ切り返し

6日目〜9日目

放置

10日目以降

使用可能

 

私が思ったこと:①生草は10日で分解されるのか?②炭は砕かれてたけど、ちょっと大きいかなー③わたしの知識不足ですが、ドライイーストは必要なのでしょうか。④砂糖これ高そう⑤水分量少なかった。

 

 

コンポスト

穴を掘ってそこで作るタイプのもの。

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材料

上のぼかしと同じ。

 

作成方法

穴を掘って材料を詰め込む。1ヶ月後に使用可能。

 

まあ分解されてなかった。切り返しが必要ですね。

 

◯自然農薬

見せられた時はなんだこれ!となり、説明されてからもなんだこれ!となった自然農薬。

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材料

牛の血、砂糖、パイナップル、パパイヤ、米、牛乳

 

作成方法

全て混ぜて5日間軽くフタをして放置する。

 

使い方

5倍希釈

 

農家さんは言われた通りにぼかしを切り返して、畑にまいていました。コンポストは結局放置したままだったかな。自然農薬は使ってみたけど効果を感じられなかった、とのこと。なんかなーと思う講習会でした。NGOと活動するのもありかな、とも思った。