旅の記録:パラクー②
かなり前にパラクーに自転車を買いにいったときの話を書いたと思うので、パラクーの記事は2つ目です。先日、パラクーに2泊3日で行って満喫ツアーをしてきました。
1日目
8時のバスでジュグーからパラクーへ。
バオバブエクスプレスというバス。乗ったのは最近出た新車です。パラクーまでは2時間、2500Fcfa(500円)。タクシーだと3000Fなのでバスの方が安いです。
10時過ぎに到着し、友人宅へ。彼らはパラクー大学の学生。ベナンの家には大抵黒板があります。私にはよく分からない数学をやっていました。シグマってなんだっけ。さて、ここでは次の日のパラクーツアーのガイドをお願いしてきました。
その後、アンスティチュフランセへ。来月受けるフランス語の試験の申込をしてきました。ここで先輩隊員と合流。パラクーではいつもお世話になっています。この日は南部からも農業系の先輩隊員が2人やってきました。そう、今回は農業系の集まりなのです。夜はみんなでレストランに行き、美味しいものを食べて飲みました。お酒を飲んだ後に風邪気味だったのでマスクをして寝たら酔いが回り過ぎて朝方吐きました。バカですね。飲んだ後のマスクは厳禁です。
2日目
ベナンタクシーというベナンでは高級な4駆タクシーを呼び、半日24000Fcfa(4800円)でお願いしました。25000と言われたのですが4人で割りにくいので値下げしてもらいました。助手席に案内人のベナン人、後部座席に日本人4人が乗りツアーのスタートです。
①パラクー大学
ベナンに来て初めてハウスを見ました。防虫ネットに囲まれていました。
コットンの品種比較。
シアバター。
キャベツとバジルの混植。
若い人がたくさんいて、大学だなぁ〜って感じでした。
②修道院
売店があり、蜂蜜やジャム、ヨーグルト、ワイン、キーホルダー、CD、絵、ポストカード、キャンドルなどたくさんのものが売られています。記念にポストカードを買いました。1枚200Fcfa(40円)
とても静かでいいところです。
③案内役の彼の畑
彼はパラクー大学の学生で専攻は地理。畑もやっているというので見せてもらいました。
お米。ネリカやIRではなく伝統的な品種だそうです。
ニンジンがたくさん。
ベナンにはたくさんの葉物野菜がありますが、これは初めて見ました。名前は無いそうです。葉物野菜は全部レギューム(仏語で野菜の意)と呼ばれます。
ソルゴーでっかい。
④ソンガイ Le Centre Songhaï d’Atagara
ソンガイとはベナンの歴史ある農業系NGO団体。ベナンの首都ポルトノボに本部があります。野菜や果樹、養殖、畜産などをしており、有機栽培です。研修生を多く受け入れています。見学は1人500Fcfaでした。
とにかく広い。全部で200ha以上あるそうです。
灌水チューブ。銀のマルチ。
ショウガ。ベナンでショウガたくさん作ってるところ初めて見た。
トウガラシ。
トマト。支柱を立てるのと立てないのとで比較しているらしく、これは支柱をしていないトマト畑。
支柱ありトマト。
キュウリ。吊るのに使っているのはバナナの葉の繊維です。
タマネギ。
オクラ。
スイカ。
イチゴ!ベナンで初めて見たイチゴ畑。
サツマイモ。
掘って見せてくれました。ベナンのサツマイモは白いやつが多いです。甘くて美味しいんだこれが。
サツマイモの蔓を取って池へ。
魚の餌にしているようです。
ブドウ!ベナンで初めてブドウの木を見ました。
Juteはフランス語でツナソ(綱麻、黄麻)。これはモロヘイヤみたいなやつで、食べるようです。
ウコン。
マメですね。
養殖用の池です。ナマズがいました。
こちらは養殖をしている湖。
景色がいい。
1時間くらいかけてソンガイの野菜・養殖を見学しました。ソンガイの技術はおそらくベナン最先端。お金もかけられているのでやはりすごいです。畜産も含めてじっくり見たいと思うとかなりの時間が必要だなと思いました。もっと見たいな。
⑤たけし小学校
ソンガイからの帰り道にありました。通りがかりだったので車から撮影。ゾマホンが建てた公立の小学校です。
コマネチ。
ついでに通りがかりに見た洗濯の風景。ベナンでは洗濯紐に服を吊るしたり、このように草の上に広げて置いたりして乾かします。
⑤昼食
パラクーの街に戻ってきました。先輩隊員行きつけの食堂で昼食。パットノワール(La pâte noire)をいただきました。ヤムイモからできている黒いかたまり。付け合わせはベナンのチーズ、フロマージュ(Fromage)。
ここでタクシー運転手と案内してくれた大学生とお別れ。どこかを見て回りたい時はベナン人が居てくれるととても頼りになります。ありがとう。
⑥市場
夕食の買い出しに市場へ。
パラクーの市場は何でも揃う。コトヌーみたい。この日は先輩隊員がカレーと唐揚げと豚汁と作ってくれました。とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
⑦パラクー駅
ベナン・コトヌーからニジェールまで繋がる鉄道があります。昔は人も運んでいたようですが、今は荷物のみ。
入口。看板がだいぶ薄れていますが、BENIRAILと書かれています。
料金表。
ちょうど発車したところだと駅の人に言われました。駅にも使われているものかわかりませんが列車が。
硫黄がレールのまわりに敷かれてしました。
駅の人に許可を取り、探検してみる。
荷物を入れる倉庫でしょうか。
⑧パラクー空港
前の大統領の時に使われていたらしい空港。
門を通り、中に入っていきます。
空港と言ってもただのまっすぐな赤土の道です。ジュグー空港もこんな感じ。普通に通行ができるのでバイクとか走ってます。
遠くに見えた竜巻みたいなやつ。
パラクー満喫ツアーはこれにて終了。もう見るとこないってくらい色々見ました。楽しかった。翌日は朝イチのバスでジュグーに戻りました。
来た時と同じバオバブエクスプレス。左が来る時に乗ったのと同じ型の新しいやつ。右は帰りに乗った古いやつ。次は来月、フランス語の試験でまたパラクーに来ます。勉強しなきゃ。