ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

生理用品事情と私のおすすめ

2年間に及ぶアフリカでの生活、女性は生理用品のことが気になるかと思います。今日は隊員がどのように生理用品を手に入れているのか、そして私のおすすめ商品を紹介してみようと思います。

 

隊員は日本から大量に紙ナプキンやタンポンを持ってくる人もいれば、布ナプキンを持ってくる人、コトヌーで手に入る紙ナプキンを使っている人などさまざまです。コトヌーでは大型スーパーのエレバンや中華スーパーのボンショーズで紙ナプキンを手に入れることができます。中華スーパーでは日本と同じ商品も見たことがあります。このように使い捨ての生理用品は手に入るのですが、処理の問題が出てきます。ベナンはゴミ処理システムが無く、住民はポイ捨てしたりゴミ捨て場と化した空き地(正式なゴミ捨て場なのか?)に捨てたりしています。隊員の多くはゴミ捨て場に捨ててある程度溜まったら燃やしたり、燃やしてからゴミ捨て場に捨てたりしています。なので、紙ナプキンやタンポンを使う場合は自分で燃やすことになるかと思います。

 

さて、私も日本では紙ナプキンを使っていたのですが、ベナンに来る前にいろいろと調べました。そこで、インターネットで布ナプキンを買い日本で試しに使ってみました。

2社の商品を試したのですが、こちらのベイビーハーツという会社の商品が汚れが落ちやすくとても良かったです。野菜栽培という職業柄かなり動くのですが、個人的には紙ナプキンより布ナプキンの方が蒸れる感じが無く過ごしやすいです。

 

さらにインターネットで生理用品を調べていたところ、第三の生理用品と呼ばれる月経カップというものの存在を知りました。何年も使用できるということなので、お得だし環境に優しい!と思い購入。

色々ありましたが、評価の高いスクーンカップという商品を選びました。こちらはベナンに来てから使いはじめました。最初はカップを入れるのも出すのもとても大変で、苦労しました。特に出す時が大変なのですが、トイレに座ったままの状態で出すのが一番いいと思います。2回目の生理からは比較的楽に使えるようになり、1年経った今では月経カップ最高!って感じです。最初はカップから血が漏れるのが怖くて月経カップとナプキンを併用していたのですが、月経カップから血が漏れることはほぼほぼ無かったので、今は月経カップのみで使っています。入れている時の違和感は無く、月経カップを入れていることを忘れるくらいです。蒸れて痒くなる心配もありません。月経カップコトヌーエレバンでも日本と同じくらいの値段で買うことができます。私がかなり隊員に勧めているので、コトヌーで買って実際に使っている人も何人かいます。

 

以上、ベナンの生理用品事情と布ナプキン月経カップのおすすめでした。

犬の肉

ベナンの宗教といえばキリスト教イスラム教、ブードゥー教の3つです。ベナン全体で見るとおそらくキリスト教ブードゥー教が多いのですが、私の任地ジュグーはイスラム教徒が多数を占め、彼らは教えの通り豚肉やお酒を口にしません。お酒はイスラム教徒が多い任地でもそこらじゅうで売られており、イスラム教徒でも飲む人はいます。飲んだ後に「ごめんなさい」と謝ればいいと言う人もいます。不思議。でも、豚肉はそもそもジュグーで飼育している人がほぼいないので簡単には手に入りません。なので肉は基本ヒツジやヤギです。イスラム教徒の人たちが言うには、「キリスト教徒は豚も犬も食べる。なぜなら神が全てのものを創造したから。」だそうです。確かに豚肉はイスラム教徒が少ない地域(ジュグーやバシラ以外)ではだいたい手に入ります。でも犬肉に出会ったことはありませんでした。

以前ジュグーで地酒や豚肉が手に入ることを紹介しましたが(お酒と豚肉 - 道産子、ベナンへ行く。)、同じ場所に今日行ってみました。すると、なんと、犬の肉が売られていました。

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ちょっと怖がりながらも、味見させてほしいと言うと一口分くれました。付いている粉はトウガラシです。感想としては牛肉のような感じ。臭みもなく食べやすかったです。

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丸焼きにしたようで、頭を見せてくれました。

 

ベナンに来ていなかったら一生食べなかったかもしれない犬の肉。幼い時のトラウマで犬は嫌いですが、肉は美味しかったです。

日本⇄ベナンの国際郵便の日数と料金

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〈任地ジュグーの郵便局〉

住所の無い国ベナンですが、郵便局はあります。全国各地にLa Poste(ラ・ポスト)と呼ばれる郵便局があり、私書箱式となっています。隊員は自分で私書箱を開設することも可能ですが、基本的にはJICAベナン支所の私書箱を利用しており、私もそうしています。つまり、自分宛の手紙や荷物はJICAベナン支所の私書箱(経済首都コトヌー)に届きます。手紙はJICAベナン支所での受取となるのですが、荷物はコトヌーの郵便局まで取りにいきます。実際に日本からベナンに荷物を送ってもらったり、ベナンから日本へ送ったりしたので、どんな感じだったかベナン目線で書いていきます。

 

日本→ベナン

郵便局からの郵送で船便か航空便か選べます。郵便局からの場合の料金も参考までに。(2018/10現在)

船便:2ヶ月〜3ヶ月くらい

1kg2200円、3kg3100円、5kg4000円

航空便:2週間〜1ヶ月くらい

1kg4600円、2kg10200円、3kg15800円

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日本から送る際に「お問い合わせ番号」を貰えるので、インターネットからの追跡が可能です。

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〈写真の通知は別の荷物の時のです〉

荷物が届くとJICA事務所にこのような通知が届きます。そして、この通知が届いたことをJICAの職員が電話で教えてくれます。インターネットでは12月20日に荷物が到着したと表示されていますが、JICAから連絡が来たのは1月9日でした。届いてから通知までが遅いのです。基本的には通知が来たら荷物を取りにいくという感じなのですが、あまりにも届かない場合は郵便局に行って問い合わせます。

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先ほどの通知を持って空港近くの郵便局へ取りに行きます。入口が2つありますが、右側の入口の方です。保管料1250Fcfaを払い、中身をチェックされて終わりです。
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こちらが航空便で届いた荷物。移動禁止期間中だったので、調整員の方が代わりに受け取りにいって下さいました。日本の窓口(東京)で荷物を出して、ベナンの郵便局からJICAに通知が届くまで28日(2週間くらい)でした。

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こちらは船便で届いた荷物。嬉しい日本食品。78日間(2ヶ月半くらい)かかりました。種子島からなので、日本での郵送期間も考えるととても早い到着だと思います。荷物のトラブルはあまり聞いたことがないですが、一度だけ日本からの荷物の中身が少し無くなっていたということを聞いたことがあります。あまり大事なものは送らない方がいいですね。

 

ベナン→日本

基本的に航空便のようです。船便はできないと言われました。荷物は空港近くの郵便局の窓口で出すのが確実でよいと思います。

航空便:2週間〜1ヶ月くらい

1kg18000Fcfa(3600円)、2kg24000Fcfa(4800円)、3kg30000Fcfa(6000円)、包装代2000Fcfa(400円)

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中身を見せなければならないので、蓋はせずに持っていきます。瓶は割れる危険性があると拒否されます。中身チェックが終わると包装係の女性たちが頑丈に(?)包んでくれます。これは義務だそうで、包装代2000Fcfaを払わなければなりません。

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包装紙の上から相手の住所を二面に、こちらの住所を二面に書きます。そして、伝票に住所や内容物を書いていきます。なぜこんなに住所をたくさん書くのかはよく分かりません。

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日本に届いた時の写真。包装紙の上から更にテープでぐるぐる巻きにされていたよう。日本にはこれまで2度荷物を送ったのですが、かかった日数は1回目は19日(函館)、2回目は15日(種子島)でした。思っていたより早くてびっくり。

 

ハガキ

ハガキは2枚任地の郵便局から出したことがあり、1ヶ月くらいで日本とエクアドルにそれぞれ届きました。ハガキを持って郵便局に行くと切手を貼ってくれます。国によりますが、料金は1000Fcfa(200円)くらいです。他隊員によるとハガキのトラブルは多いらしく、届かなかったり、とても時間がかかったり、任地から日本へ出したハガキがコトヌーのJICA支所に届いてしまったりすることがあるようです。

 

荷物もハガキもコトヌーから出すのが無難ということですね。また友達にベナンの物送ろーっと。