移動禁止期間終了。コトヌーに行ってきました。
ついに移動禁止期間が終了しました。つまりベナンに来て4か月、任地ジュグーに来て3か月です。長くも感じるし、短くも感じます。日々大事にしなきゃな。
さて、移動禁明けの初めての旅行はベナン最大の都市コトヌー!ベナンでは1年に2回(2月と8月)国内全ての隊員が経済首都であるコトヌーに集まり、安全対策協議会・隊員総会が行われます。私の隊次2017-2は10月にベナンへ来たので、今回は初めての総会となりました。
0日目:同期隊員二人(ペネスル村・ナガイレ村)がジュグーに来る
ジュグー発のバスに乗るため、同期隊員がジュグーへやって来ました。私は旅行前に冷蔵庫を空にしようと、冷凍室にあった大量のさやか(ナマズです。詳細はこちらの記事へ。【訃報】さやか全滅 - 道産子、ベナンへ行く。)と鶏肉を朝からひたすら揚げました。母がよく作ってくれるポン酢唐揚げも再現。
揚げ続けること約2時間…なんて量だ…家の前で揚げ物屋さんを開こうかと思いましたが3人で完食しました。苦労して捌いたさやかはあっという間に胃袋へ。冷蔵庫の中には他にもダイコンや卵があったので、おでんにしました。出発前の大宴会でした。
1日目:ジュグーからコトヌーへ
8時発のATTというバス会社の長距離バスでコトヌーへ向かいました。ジュグーのバス停では、パンや菓子、ゴマ、チーズ等様々なものが売られています。写真はヤムイモを売っている女性です。
車内では映画が流れていましたが、一番後ろの席だったため何も見えず。
途中、5分のトイレ休憩と言われ急いでトイレへ行ったところ、一緒に居たベナン人女性に「ベナンの5分は10分のことだよ」と言われゆっくりしていたらなんとバスが発車してしまい、焦ってダッシュしました。なんとかバスに戻れたのでめでたし。ベナンの5分は5分でした。
ボイコンという街にはサービスエリア的なものがあり、そこで肉とアボカド入りパンを買ってサンドして食べました。
汚い写真で申し訳ないのですが、ボイコンのトイレ。ちゃんと壁があるトイレもありますが、こんな感じの人と隣に並んで用を足すタイプのものもあります。
10時間の長いバスでしたが、寝たり食べたり本読んだりしてたらあっという間にコトヌー。すでに夜。
そのまま3人で火鍋専門店の重慶火鍋へ。本気で辛くて辛かったです。食事後は隊員ドミトリーに移動し、同期や先輩隊員と再会。みんなでビールを飲みました。
2日目:安全対策連絡協議会・隊員総会
朝8時半よりコトヌー市内のホテルにて。ちなみに隊員ドミトリーには全員入れないので、半数ほどは会場ホテルへの宿泊となっていました。安全対策連絡協議会という長い名前のものは1時間半ほどで終了。大使館の方やJICA事務所からのお話があり、ざっくり言うと「平和なベナンでも気を付けて生活しましょう」という内容でした。
10時から昼休憩を挟んで15時まで隊員総会。最近赴任した新しい所長のお話があったり、一番古い隊次の活動報告があったり。
一村一品というコーナーでは、福祉センターで働く隊員や仕立て屋と関わっている隊員が雑貨や服を売っていました。もうすぐ来る家族のお土産にもなるので、いろいろ買いました。
総会の後はガンヒ地区の中華スーパーでお買い物。醤油、ゴマ油、シイタケ、うどん、春雨。18時半からは日本食レストランだるまで懇親会。おいしい日本食をいただきました。
3日目:予防接種と買い物
朝からA型肝炎とB型肝炎の予防接種を打ち、その後は買い物。コトヌー漁港にも行きました。
コトヌー漁港で働く先輩隊員に案内していただきました。
いつも先輩が食べている昼食をみんなで食べました。魚やカニ入り500Fcfa(100円)!
久しぶりに見る海は広かった。いつも広いや。
夕食は隊員ドミトリーで同期が作ってくれました。かなりの品数で、全部おいしかったです。そして誕生日も祝ってもらいました。ありがとうございます。消しても消しても復活する不思議なろうそくでした。
4日目:水上集落ガンビエへ
長すぎるので別の記事に分けます
お昼は寿司レストランわさびに行きました。寿司!特上プレート50000Fcfa(1万円)
5日目:コトヌーからジュグーへ
楽しい時間もあっという間です。7時発のバスに乗るため隊員ドミトリーにタクシーを6時に呼んでもらったのですが、5時45分に運転手が到着。なぜかやたら急かされ、バス乗り場には6時5分に着きました。遅れるよりはいい。
行きと同じくバスは順調に動き、10時間かかってジュグーへと帰ってきました。疲れのせいか、ほとんど寝ていたのですぐでした。
移動にかかる時間が多いので疲れますが、久しぶりに同期と会って色々話したり一緒にお酒を飲んだりすることができリフレッシュすることができました。また、任地ジュグーでは手に入らないものを買うことができました。首都はスゴイ!気持ち新たに、任地での活動に戻りたいと思います。(今週末またコトヌー行きますが…)
先輩隊員の最終報告会
先週の出来事ですが、同じ県内で活動している先輩隊員の最終報告会に行ってきました。コドワリ村というところです。報告会の3日前に情報を得たのでバタバタしましたが、1泊2日で行ってきました。
1日目
ナガイレ村でコミュニティ開発隊員として活動する同期の元へ。彼女の案内で4時間ほどかけて村を見て回りました。
カシューナッツの森
ガリ(キャッサバの加工品)工場
ベナンにも雪が!?収穫されたコットンの山
保健センター
東屋?教会です
木の上で寝るホロホロ鳥
水道故障中につき井戸生活
住民との距離が近い村隊員は都会の隊員とはまた違う良さがあって、イイなぁと思いました。協力隊をあまり知らない人がぼんやりと思い浮かべる協力隊の図って感じです。村は田舎なので落ち着きます。自分の任地ではないので外に出ても名前を叫ばれる事もないし、私の家のようにモスクが隣接していないので家の中がとても静かで、なんだか週末に休みに来たくなる場所でした。
2日目
ナガイレ村からコドワリ村へ
早い時間でタクシーがいないので、ボディ村からポルトノボ行きバスに乗った先輩にナガイレ村で停めてもらい、コドワリ村へ。3人で2000Fcfa(=400円)。
開始予定時刻朝9時の少し前に最終報告会会場の居酒屋(?)へ。何も無い。
9時を過ぎてからJICA号到着。プロジェクターやスクリーンを車から降ろしていたところ、「ここ電気ないよ」と言われ立ち尽くす運転手。
村長の家から電気を引き、10時頃青空報告会開始。
先輩隊員はフランス語で話し、バシラ市役所の職員がそれを現地語(アニ語)に通訳するという形。彼が行った収入向上のため活動は主に3つ。石鹸作り、肌用クリーム作り、食用ウサギの飼育。
なんと、この先輩は現地生活費を使って自宅を建て増してウサギ小屋を作り、ウサギを飼い始めたのです。村人も関心を持っているようで、報告会の質疑応答ではウサギ飼育についての質問が多かったです。質疑応答含めて約1時間ほどで終了。
今回この報告会に参加したのは、何か今後の活動のヒントになるかなぁと思ったからです。任地に来て今日で3ヶ月、こんな短期間では何もできるわけがないのですが、どこかに焦りを感じる自分がいます。実際、2ヶ月後には活動計画を立てないといけないのですが、、ゆっくりじっくり、まずは任地に馴染んでいこうと思います。
最近の食生活
任地に来て2ヶ月と21日です。長いような、短いような。今日は最近の食事の写真でも載せていこうかと思います。
職種が野菜栽培ということで、普段は基本的に農家の方々と一緒に過ごしています。日本から農業を学びにきた実習生だと思われています。まあそんな感じで彼らの中に入っていければいいのですが、なんだか彼らから餌付けされているというか養われているというか。「ごはん食べてきなさい」と300Fcfa(60円)渡されて、帰ってきて150Fcfa(30円)のお釣りを返すと「300Fcfa分食べなさい」と怒られます。150Fcfaもあれば満足に食べられるのですが、頑張って250Fcfa食べてきて50Fcfaのお釣りを渡すと「それは俺のじゃない」とお釣りを返されます。そんな感じで毎日過ごしています。
9:30朝食
パターン① 見た目は赤飯、豆ごはん
250Fcfa(ワチェ100Fcfa+揚げチーズ50Fcfa+ゆで卵100Fcfa)
この豆ごはんはベナン南部のフォン語ではアタシと呼ばれますが、ベナン北部のデンディ語ではワチェと呼ばれます。
ベナンの食事は「いくら分?」と聞かれることが多いです。ごはんだと値段で量が決まり、肉や魚だと値段で大きさが決まります。
パターン② トウモロコシ粉の練り物
300Fcfa(ドゥクヌ50Fcfa×2、魚200Fcfa)
この塊はデンディ語ではドゥクヌと呼ばれています。フランス語ではコム?コヌ?と言うと教わりました。恐らくフランス語辞書には載っていないのですが、ベナンの共通語としての呼ばれ方ということでしょう。ドゥクヌは初めて貰って食べた時、「なにこれまずい!」と心の中で叫び、吐きそうな思いで食べたのですが、毎日食べてみたら好きになりました。
15:30昼食
150Fcfa(ココ50Fcfa、コロ50Fcfa、ドゥンドゥ50Fcfa)
左の器はドロドロした飲み物で、共通語ではブイーユ、デンディ語ではココと言います。トウモロコシ粉ドリンクという感じでしょうか。お好みで砂糖を入れて飲みます。写真のものは滑らかタイプですが、ツブツブが入ったタイプもあります。私は滑らか派です。
右の器の茶色い揚げ物はコロと呼ばれていて、店によって無味だったりピリ辛だったりします。白いフライドポテトなようなものはヤムイモを揚げたもので、フライドヤムと呼びたいところですがデンディ語ではドゥンドゥと呼ばれています。ドゥンドゥというのはヤムイモを指します。
生ヤムイモの写真が無かったので、蒸したものです。ヤムイモは味のイメージとしてはサトイモのような感じです。ベナン北部で多く栽培されています。
19:00夕食
自宅で野菜を炒めたり茹でたりして食べています。農家のおじさんたちが食べられないくらいの量の野菜をくれるのです。
3日間でキャベツを4つもらった時は流石に困って近所に配りました。
「ここから左はアヤのレタスだから、2/15までに全部食べてね」と棒を立てる彼。そんな食えんて。
与えられてばかりですが、毎日野菜をたくさん食べて過ごしています。健康第一!