ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

ぼかし肥料の作成開始

家のトイレに腰掛けたら「んぎゃあ〜」という音がして、そういう仕組みのトイレかよ!と思ったら隣家の子どもの声でした。

 

さて、そんなことはどうでもいいんだけどボカシ肥料作りはじめたよ。というか「こうか?これ混ぜるのか?水はまだ必要か?こんな感じ?」と私に聞きながら、いつも一緒に仕事をしてる人がほとんどやっていた。道具があまり無いので2人での作業が難しい。

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作業中の写真がないんだけど、カバー後がこんな感じ。何も見えないね。昼に作って、夕方にはまあまあ温かくなってました。明日から切り返そうと思う。

ぼかしというのは、その辺にある有機質の材料(例えば糞、米ぬか、もみ殻、油かす等)を使って作れる肥料のことです。

 

最近は月〜金の週5日間を畑で過ごしています。

8時〜9時半:農作業

9時半くらい:朝食

赤飯みたいなやつか、トウモロコシ粉を練った白い塊を食べる。食べかけの写真ですがコチラ。

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朝食後〜12時:農作業

12時〜15時:昼休み(一旦帰宅する)

昼休み終了後:昼食?おやつ?タイム

ヤムイモのフライドポテトみたいなものを食べる事が多い。昼食かと思っていたら、「お菓子だよ」と言われた。

15時半〜17時:農作業

食事やおやつ、フルーツを食べる時は私の分もお金を出して買ってくれるので、一緒に食べている。いつもと違う人の畑で働いていても「ごはん買ってくるけど食べるでしょ?水はそこにあるから飲んでね」と混ぜてもらえるのは嬉しい。

私もよく分からないままに毎日畑に居るわけだけど、彼らにとっても突然現れて「一緒に働かせてほしい」と言い毎日共に働いている外国人というのはよく分からないだろうと思う。でも誰だろうと、食べる時はみんな一緒にっていう感覚があるのかな。

 

それにしても彼らの食生活は未だに謎である。ちなみに私は、

6:30朝食

9:30朝食②

12:30昼食

15:00おやつ

18:30夕食

1回の食事の量を減らして、自分スタイルと彼らスタイルを混ぜています。でも少し体重を増やしたいとは前から思っていて、この前助産師として働く同期隊員に「50キロ無いと400ml献血できないから体重増やそうと思う」と電話で話したら「帰国後しばらくは献血できないと思うよ」と返されました。抜かったわ!

 

健康に過ごします。

鶏糞をゲット!

今日はなんと、鶏糞が手に入りました!

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鶏糞無いかなぁと昨日言ってみたら、いつも一緒に働いている人が近くで見つけてきてくれたのです。優しすぎる。思っていることは口にしなきゃとつくづく思う。

輪タクシーも呼んでくれて、交通費も安く済んだ。ついでに積み込みは彼が全部やってくれた。

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でもここ、養鶏をやめたらしく継続的にもらうことは難しそうです。まあとりあえず、経験ってことで。

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私が働いている畑では、コンポストを牛糞+灰+雑草で作っている。牛糞も灰もローカルリソースで貰ってきているもの。

さて、今回鶏糞を貰ってきたのは、来週から試験圃場が作れそうなので、ぼかし肥料を作ろうと考えているからです。何か他に良い材料ないかなぁ〜と探し中。トウモロコシを機械で粉にしている人がいるんだけど、その時に出るゴミというか床に落ちたトウモロコシ粉は養豚農家に売っているらしい。小さめのたらい1杯500Fcfa(=100円)と言われたので諦めた。使えそうな物捨ててる人いないかな。今週末は街歩きしよう。

 

コレはどう?アレはないの?っていうのがあれば意見お願いします。

キャベツ収穫が始まった

相変わらず、近所の畑で働いています。今日は朝からキャベツ収穫。やり方は日本とは全然違います。

 

まず、おばちゃんたちがキャベツを切っていく。切り方はてきとう。虫食いがひどいやつとあまりにも小さすぎるものは取らないけど、規格は無いので大きさはそれぞれ。で、投げて山にしていく。

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次に、男の人たちが袋にこれでもか!というくらいギュウギュウに詰めていく。

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そして、上から袋で閉じる。針とヒモを使う。

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キャベツの上に座って朝ごはん。

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でっかいトラックに積み込む。さすがに数人で運ぶのかな?

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と思ったけど違った。

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力持ちの3人くらいが主に運んでた。1袋、100〜120キロあるらしい。すげえ。

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このキャベツは経済首都・コトヌーのダントッパ市場に運ばれます。1袋の価格は約9000Fcfa(=1800円)で取引される。畑で働いている人はたくさんいるけど、彼らの給与体系は不明。今度聞いてみよう。

 

さて、今日は夕方にニームオイルの営業が来ていたので一緒に話を聞いてきました。ニームオイルは害虫駆除に使われる自然農薬。

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ジュグー中心部の4農場の各代表が集まり、フランス語の説明を聞く。しかし4人中2人はフランス語が分からないので、分かる2人が現地語に訳す。

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という感じで30分くらい色々話して、みんなで10本買ってた。私が働いている農場の代表も、トウガラシに使ってみるよ!と言っていた。今は化学農薬使ってるから、ニームオイルが成功して根付くといいなぁ。

 

私はボカシ肥料を作って見せてみようと考え中。農場の代表が、材料探しを手伝ってくれています。焦りたくないけど、農業は季節に左右されるのでできるだけ早めに前に進みたいと思ってしまう。気楽に行こう。