畑に泥棒が来た
この前畑に行った時のこと。
農家さん「何を持ってきてくれたんだ」
私「え、何も持ってきてないよ。何が欲しいの?」
農家さん「お金」
私「いくら?」
農家さん「5万Fcfa(1万円)」
私「無いなぁ。なんで?」
農家さん「あ、まだ知らないのか。ポンプが盗まれたんだよ。」
私「へ?」
農家さんはかん水のためのモーターポンプを持っています。多くの農家さんが1人1台は持っていて、大抵畑の中の井戸のあたりに置いてあります。毎日使うものですし、みなさんその場に置きっぱなしです。
こんな感じ。
これが盗まれたと言うのです。
この農家さんは写真の井戸の横のブロックの上にポンプを置いていました。つい2日前に来た時はあったのを私も覚えています。本当に無い。ホースに繋がる部分は切られ、ポンプのみがなくなっています。
ホースはこんな感じで畑に置いてあるのですが
イタズラなのか、ホースが数箇所切断されていたそうです。黒いゴムで直してあるところです。
農家さんのポンプが盗まれたのは初めて聞いた話なのでとてもビックリしました。重い&畑に繋がるホースと井戸に繋がるホースが接続されているので盗むのは面倒なはずです。なんだかとても心が痛くなりました。新しいものを買うには9万Fcfa(1万8000円)が必要なのだそうです。大金です。彼はしばらくの間は近くの農家さんに借りてかん水をすると言っていました。
平和な国ベナンですが、泥棒は多いです。私の周りでも盗みにあった人は近くにいます。よく畑に手伝いにくる高校生は買ったばかりの自転車を盗まれました。農民グループのまとめ役は家でシャワーを浴びているか昼寝しているかの間に家の中にあったスマホとパソコンを盗まれました。私自身も、未遂でしたが人混みで財布の入っているポケットに手を入れられたことがあります。今回の泥棒事件を見て、物の管理・戸締りには十分気をつけなくては、と改めて思いました。泥棒怖い!