ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

第4号報告書

4月になってブログを更新していないことに今更気づきました。コトヌー行ってて忙しかった。

4月は赴任1年半の報告書の季節でした。この報告書は赴任1年〜1年半6ヶ月について報告するというものです。なんだか上手に書けなかったから恥ずかしいけど、一応載せてみます。

 

要約

ベナン赴任から1年6ヶ月が経過した。2018年10月からの半年間について報告する。この6ヶ月、ジュグーは乾季であった。降雨日は10月に10日、11、12、1、2月はゼロ、3月に3日であった。低湿地帯で灌漑をしながら野菜を作る農民にとって、乾季は農繁期である。

項目1.活動の進捗状況

活動計画で掲げた4つの活動についてまとめている。活動計画に変更はない。

項目2.課題解決に向けた取組み・進捗・結果

課題解決に向けた取組みは今のところない。

項目3.活動事例の紹介 成功例・失敗例

ぼかし肥料についての活動事例を紹介している。

項目4.受入国の人々の変化(活動のインパクト)

配属先等任地の人々の日本や日本人に対する意識について記入した。

項目5.旅行

ベナン国内を旅行する際の交通手段についてまとめた。

 

項目1.活動の進捗状況

活動計画には目標達成のための必要事項として4つの活動を挙げている。それに沿って進捗状況を記す。

1.地域農業・野菜農家の現状把握

畑を訪問して、共に農作業をした。また、野菜農家向けの講習会や会議に出席するようにした。

2.既存野菜栽培の改善

実施していない。

3.新規野菜の導入

ダイコンを栽培し、周りの人に食べてもらった。イチゴを栽培しようとしたが、枯れてしまった。

4.コンポストの導入

ぼかし肥料を1度作成し、レタス栽培に利用した。栽培期間が短いため大きな効果は見られなかった。農家さんの関心も薄い。

 

項目2.課題解決に向けた取組み・進捗・結果

活動1年目は講習会や会議の情報が入ってこないため、ほとんど参加できなかった。しかし、「呼んでほしい」としっかりお願いすることで声を掛けてもらえるようになった。このような集まりに参加することで、多くの人に自分を知ってもらえたり、自分の活動に興味を持ってくれる人に出会えたりするので、積極的に参加すべきだと感じている。

 

項目3.活動事例の紹介 成功例・失敗例

任地で手に入る牛糞ともみ殻を利用して、ぼかし肥料の作成を行った。農家さんは作成には協力的であった。しかし、ジュグーの野菜農家さんたちは基本的に儲かっているので、化成肥料にかかるコストは問題になっていない。そのため、有機質肥料に関心を持ってもらえなかった。

 

項目4.受入国の人々の変化(活動のインパクト)

日本という国名はほとんどの人が知っている。しかし、アジアの国々はだいたい同じだと感じているようだ。私がベナンで生活し活動することで、私が中国人ではなく日本人であるということはある程度理解してもらえたのではないかと思う。

 

項目5.旅行

ベナン国内を旅行する場合、移動手段はタクシーとバスのみである。市内のみを走る日本のようなタクシーは少ないため、ここでは都市間を走る長距離タクシーについて書く。タクシーを利用する利点は、乗降場所の融通が利くことである。タクシー乗り場は存在するが、道端でタクシーを止めて乗り、道端で降りることが可能である。交渉次第で奥まった場所にも連れていってもらうこともできる。欠点は、バスより若干料金が高いことと、座席数を無視して車の中に人を詰め込むことである。例えば5人乗りなら大人が最大8人乗ることができる。ただし、必ずしもぎゅうぎゅうになるわけではないので、これは運である。バスの利点は、タクシーより料金が安く、座席が1人1席あること、そして車体によって冷房が機能していることである。また、人数が集まり次第出発するタクシーが多いのに比べて、バスは定刻通りに動くことが多い。これは日本人的に安心である。タクシーにもバスにも利点があるため、旅行の際は行く先や時間を考えて交通手段を選択している。

 

報告書は以上です。

 

この半年については色々と思うことがあるのですが、長くなったので次の記事に分けます。