ヴードゥー教のお祭り
1ヶ月以上ブログを放置してしまいました。なんてこった!書こうと思っていたネタはあるのでリアルタイムとはズレますがゆっくり書いていきます。
毎年1月10日はベナンではヴードゥー教の祝日(Fête de Vaudou)です。ベナン発祥のヴードゥー教はベナン南部、ナイジェリア南部で盛んです。昨年のヴードゥー教の祝日は配属から3ヶ月間の移動禁止期間中だったので、お祭りを見にいくことができませんでした。私の任地ジュグーはイスラム教徒が多数を占めるため、ヴードゥーのお祭りは無いのです。今年の1月10日は先輩隊員の任地であるホエヨベの隣町ドゥトゥに行ってきたので、その様子をお伝えできればと思います。
ヴードゥー教は日本ののような感じで、神様がたくさんいます。八百万の神って感じですね。お祭りの日は神様がまずグランポポに集まり、大きなお祭りをしています。ホエヨベの隣のドゥトゥという街にザンベト様(ヴードゥーの神様の1つ)の家があり、そこの神様たちはこの日のお昼頃グランポポに向かいます。そして、お祭りが終わるとドゥトゥに戻ってきてまたお祭りをするという感じです。なので、夕方頃ドゥトゥに行ってザンベト様を拝もうという作戦です。
当日、コトヌーからホエヨベへ。エトワールルージュからアジャ方面行きのタクシーに乗ってズンボヌで降り(2000F=400円)、タクシーを乗り換えてホエヨベに行きます(と言ってもズンボヌ-ホエヨベ間のタクシーは少ないのでだいたいヒッチハイク)。車窓からグランポポに向かう車をたくさん見ました。男性は上半身裸で装飾品を付けていたり、女性は白い布の服を着たりしていました。「アフリカのお祭り」感がありなんだか感動しました。ザンベト様は車には乗らないので、トラックの荷台に乗せられて運ばれていました。
ザンベト様のいい写真を持っていないので、絵を載せます。こんな感じでもさもさしていて、大きいので車には乗りこめません。それにしても神様がトラックで運ばれるというのはちょっとおもしろいですね。
そんな光景を見ながら、ホエヨベに着きました。少しゆっくりして、ドゥトゥに移動です。
ザンベト様の家があるというだけあり、ドゥトゥはヴードゥー色が濃いなと思いました。こちらはザンベト様のおうち。
この像はヴードゥー教の父(?)です。
その人のお墓。
すごいお祭りムードでした。
会場には手洗い場が設置されていました。お祭りに合わせて行われている啓発活動のようです。
こんな感じでみんなに消毒してました。
グランポポに行っていた人たちが帰ってきました。
めっちゃ人乗ってる。
お祭り用の綺麗な白い衣装。素敵。
なんだか怪しいおじさん。とんでもなく酒くさかった。
おじさんは怪しいものを手に持っていました。
どんどん人が帰ってくる。
車の上に男女が。結婚式か?
なんだかよく分かりませんが竹馬少年がいました。怖かった。(着ぐるみとかお面とか苦手なので…)
ザンベト様の帰りを待っていたら夜になってしまいました。人は帰ってくるけど神様がなかなか帰ってこない。
ホエヨベから乗ってきた三輪車のライトが点かないということで、あんまり暗くなると危険なのでホエヨベに戻ることにしました。ザンベト様を拝めなかったのは残念。
ホエヨベでトラックに載せられて運ばれるザンベト様を発見!急いでカメラを向けるも、焼肉屋の煙でもやもや。写真には収められませんでしたが、しっかりと目に焼き付けておきました。北部に住んでると見る機会無いからね。
ザンベト様は1月10日でなくてもお祭りに現れることがあるようなので、残り任期7ヶ月の間に出会えることを祈りましょう。ちなみにお金を払えば出てきてくれるらしいです(笑)