今年も視察の旅で家族が来ました
協力隊を育てる会が毎年開催している視察の旅という隊員がいる国を訪れるツアー。昨年は母、姉、弟がベナンに来ましたが、今年は母と兄が来ました。ちなみに年末年始にもう1人の兄が来たので、これで家族全員がベナンに来たことになります。こんな遠いところまで来てくれるのは本当に嬉しいことです。
さて、去年の視察の旅は私がベナンに来て4ヶ月の時でした。そんなんでベナンを案内したと思うと恐ろしいですね。3週間は語学研修、3ヶ月は任地から出られない移動禁止期間だったので。今年はベナンに来て1年2ヶ月。いろいろと分かってきたので案内もしやすかったです。
今年の視察の旅のプランは、
1日目飛行機
2日目ベナン到着
3日目フリー
4日目フリー
5日目フリー
6日目フリー&大使館訪問(夕方)
7日目飛行機
という感じ。
我が家は3日目にコトヌーからジュグーへ移動し、4日目はジュグー散歩、5日目はジュグーからコトヌーへ移動、6日目はガンビエに行きました。
それでは旅の記録にいきましょう。写真は一部母にもらったものです。
2日目
エチオピア航空でお昼過ぎに到着する便。家族が来ている隊員で迎えに来ましたがなかなか出てきません。なんとロストバゲッジ。成田からアディスアベバ(エチオピア)の便が遅れたせいで、アディスアベバからコトヌーへの飛行機に荷物を載せる作業が間に合わなかったようです。荷物は明後日(4日目)にアディスアベバからコトヌーに届くとのこと。そんなわけで、この日は全員荷物が無いのでフランス系スーパーのエレバンに下着や服を買いにいきました。
コトヌーでの宿泊先はマリーナホテル。ベナンで一番有名なホテルかと思います。3人で泊まれる部屋(バンガロータイプ)をお願いしました。1部屋1泊13万F(26000円)。高いね。
ダブルベッドが2つ、シングルベッドが1つ。
でっかいテレビ。
バスルーム。お湯出るしバスタブにお湯もためられました。1年2ヶ月ぶりに湯船に浸かりましたが暑かったです。
トイレは少し流れが悪かった。綺麗だから許す。
アメニティたくさん。石鹸、ボディーソープ、シャンプー、ボディーローション。ベナンで有名な会社のやつで、めっちゃ良い匂いでした。あと裁縫道具とシャワーキャップもありました。
プール!!丸くて広いプールでした。深いところは3メートルもありました。プール最高。ちなみに宿泊者は無料で使えますが、プールだけの利用も可能なようです。その場合は1人3000F(600円)。
夕飯はドミノピザへ。メニューにアフリカ料理があるのです。パット(手前の白いの)とアカサ(真ん中の赤いソースの横にある白いの)を食べました。どちらもトウモロコシからできています。
3日目
マリーナホテルの朝食。6時半から始まると言われ、どうせベナンだから遅れるだろ…と思っていたら本当に6時半から食べられました。さすが高級ホテル。
朝食を済ませたらジュグーへ移動です。今回はジュグーコトヌー間でいつもお世話になっているタクシー運転手に頼み、8時過ぎにホテルに来てもらいました。貸切です。私にとってはもうそんなに苦ではない10時間ですが、日本から来た人にとっては「揺れるね」「まだまだ着かないね」という感想でした。揺れを気にしてパラクー経由の道を行ってもらったのですが、残念ながら日本と比べると道路は悪いです。貸切ということもあり、家には約9時間着きました。着いたの17時半くらいだったかな。屋台で買ったごはんを食べて寝ました。
4日目
ジュグー散歩です。家から市街地までは少し遠いので、まず三輪タクシーでDDAEP(農業省県事務局)に行きました。とりあえず1番遠くまで行って、寄り道しながら家までは歩こうという作戦です。さて、DDAEPは元配属先。母は昨年も来ているので、「また来たんだね!」と多くの人に言われました。
DDAEPの隣にある食堂で朝食。私がベナンで1番好きなごはん屋さんです。写真はパット(左)とピーナッツソース、チーズ付(右)。パットを手でちぎってソースにつけて食べます。
その後は市役所(元々配属先)に行って市長に挨拶し、市場を1周しました。
ここはジュグーの大きな交差点。右(東)がナイジェリア、左(西)がトーゴ、奥(北)がブルキナファソに繋がっている道路です。南はコトヌーの道。
畑に向かいます。母が撮った兄と私の後ろ姿。
農家さんに挨拶をしてまわり、自宅に戻りました。14時頃帰宅し、家でゆっくりしていました。慣れない場所、そしてこの暑さ、もうヘトヘトですね。農家さんがキャベツを2玉もくれたので、夕食に湯がいて食べました。
5日目
ジュグーからコトヌーに戻ります。例の運転手にまた頼み、9時に出発。18時過ぎにマリーナホテルに帰ってきました。貸切だと早い。
夕食はマリーナホテルで済ませました。バイキング形式かメニューからか、選べます。バイキングは1ドリンク付き1人1万5000F(3000円)でした。こちらを3人分注文。種類はあまりありませんでしたが、サラダ、肉、魚、デザートとあり満足でした。
6日目
朝から水上都市ガンビエへ。ガンビエはコトヌーからタクシーで30分の街アボメカラビの船着場からボートに乗っていきます。
湖の上にある街で、漁業が盛んです。
ボートの上でたそがれる兄。
15分ほどでガンビエに着きました。ここは市場。女性たちが船に食べ物や日用品などを載せて販売しています。
ガイドさんが届け物を預かっているとのことで、私立の病院に寄り道。レントゲン写真のお届けでした。普段は通らないルートなので珍しいものを見られました。
こちらもガンビエ3回目にして初めて見せられた像。鳥型の船に人が乗っている。
おみやげ屋さんのトイレ。排水は湖に垂れ流し。
土産物店からの景色。左下はソーラーパネル。ガンビエには電気がないので、みんなソーラー発電。
3度も来ると飽きるかと思っていたけど、ガイドが気まぐれなので通る道が違って新たな発見もあり楽しかったです。母も兄もお土産をたくさん買えて大満足。3度とも同じ人にお願いして、彼が「ガイド料のことはいいから。お土産にお金使いな。」と言ってくれたので、本当にギリギリまでお土産にお金を使ったら彼には2万1000Fしか払えませんでした。1人7000F(1400円)。ちょっと安かったかなごめんね。ちなみにガンビエのガイド料はガイドさんの言い値です。
ガンビエからコトヌーに戻り、スーパーで買い物。お土産になりそうなものが充実しているスーパーはタイムズというレストランの向かいにあります。ちなみにタイムズは先日火事で焼けてしまいました。放火との噂。コトヌーは物騒です。その向かいのスーパー(名前知らない)ではお土産にパイナップルチップスやマンゴーチップス、カシューナッツ、ピスタチオペースト、ジュースなどを買いました。
その後、昼食にレバノン料理のシャワルマ。ラップみたいなやつ。
連日の移動で疲れているので、午後はマリーナホテルでゆっくり休みました。プールが気持ちよかった。
夕方から日本大使館に表敬訪問。そしてJICA職員とタイ料理店で懇親会でした。タイカレーの器がココナッツでした。
マリーナホテルに戻ると広場がお祭り騒ぎでした。よくわかりませんが、複数の企業が集まってわいわいする会のようでした。バンド演奏に合わせてみんなが踊っていたので、先輩隊員のお母様と一緒に混じりにいきました。みんな優しいので勝手に入ってきた私たちでも手をとって一緒に踊ってくれました。ダンスは共通言語。
7日目
御一行がベナンを発ちました。来るときはロストバゲッジという大変なトラブルでしたが、帰りはなんともっと大きなトラブルが起きました。ベナンからエチオピアの飛行機が遅れ、エチオピアから日本への飛行機に乗れなかったのです。なので御一行様はエチオピアに1泊してから日本に無事帰りました。トラブルだらけの視察の旅でしたが、エチオピアをみんなで散歩したりコーヒーを飲んだりして楽しんだようです。協力隊の家族同士、仲良くなったことでしょう。
以上、視察の旅2018の記録終わり!
私もエチオピア行ってみたい。