ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

那須疏水の歴史から開拓とリーダーシップを学んできた

那須疏水(なすそすい・Nasu Canal)とは?

1885年に作られた,16kmにも渡る長い長い用水路である。5カ月で完成したらしい。すごすぎる。

現在の那須塩原市大田原市あたりは昔,水が無かったという。小さな竹やススキが生い茂る草原で,人が立ち入れるような場所ではなかった。

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いい写真が撮れなかったのだが,こんな感じ。今でも開拓前の姿を多くの場所で見ることができる。

しかし,そこに人が移り住み,開拓がはじまり,リーダーが現れ疏水が作られ,農業がさかんになっていった,というお話。今現在も使われています。

 

那須野が原博物館

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ここでは那須疏水完成までの険しい道のりを学ぶことができる。とっても分かりやすいのでオススメ!私たちは昨日ここを訪れ,事前学習をしてきた。

 

いざ,那須疏水へ!

16km歩くのは大変なので,バスに乗って出発。アジア学院サポーターの男性が詳しく説明してくれたよ!

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ここが那須疏水の元となる場所。なんてキレイな水なんだ!ここでアジア学院から持参したお昼ごはんをみんなで楽しく食べました。山の方ということもあり,寒かった...

 

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ガイドの男性はアコーディオンおじさん!食後は彼のアコーディオンに合わせてWe shall over come~♪

 

さて,ピクニック気分ですがこれはスタディーツアー。まだまだ行きます。

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ここは亀山トンネル。山が結構大きいので,これは大変だったらしい。いや,5カ月で終わらせたなんて驚きですね。

 

当時の人々は米を入れたケースを振って,米の音を聞くことで疏水づくりへのモチベーションを保っていたという。水がどれほど重要か,彼らは身をもって感じていたのだろう。

 

では,現在の日本人は水の大切さをわかっているだろうか?蛇口をひねれば当たり前に出てくる水に,毎日ありがたみを感じている人はなかなかいないだろう。私自身もあまりありがたさをわかっていない。ついついシャワーを長く浴びてしまったり,コメのとぎ汁を再利用せずにそのまま流してしまったり...うーん,今日から水に向かって「ありがとう!」と言ってみよう。

 

他にもサイフォンを利用した水の運び方などを見てきましたが,疲れていたのであまり写真がない。というわけで那須疏水のお話しはここまで。みなさんぜひぜひ那須疏水の見学へ行ってみてくださいね!

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では,先週金曜日の夜中に生まれたブタの赤ちゃんの写真でお別れ!朝の寝姿をのぞき見,かわいすぎる!!Good night~