ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

活動開始から1週間

こんにちは。もう1週間経ったよ。焦らず、と思いながらもたまに焦りを感じる日々。最近は散歩じゃなくて、働いてるよ。

 

この前畑に行った日の次の日、村落開発支所の人に「畑に連れていくよ」と言われて行ってみたら同じ場所だった。どうやらジュグー市街付近では、ココが1番大きいようだ。

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このグループは「アタコラ・ドンガ(それぞれ県名)野菜栽培協同組合」に属している。私が知っているのはジュグーにある3箇所の畑。それぞれの畑には会長がいる。この組合には村落開発支所も市役所も関わっているみたい。まだよく分からないけど、今日は組合の資料を借りてきたから頑張って読もうと思う。

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家に1番近い畑で農業指導員が働いていて、彼と一緒に2日前から働かせてもらっている。「何したいの?」って聞かれたから、とりあえずベナンの農業知りたいから作業手伝わせてってことと試験圃場が欲しいということを伝えた。今は毎日共に汗を流しながら働いている。というと協力隊っぽい(笑)

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かん水するから来てって言われて、1時間ぼーっと見ていることもある。

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今日はなぜか朝9時半に食事が出された。ベナンの赤飯。

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ちょっと話せるときがあって、栽培カレンダーを聞けた分だけ作ってみた。未完成だけど、こんな感じ。畑のほとんどはキャベツだよ。

 

一緒に彼の子ども(たぶん実の子ではない)も働いている。学校には行っていなくて、フランス語は話せない。年齢は知らないらしいけど、見た目で推定すると16歳くらいかな。この子と一緒に居ると、早く現地語を覚えなきゃなって思う。ただ、何も言葉が通じなくても気持ちは伝わるって事がよく分かった。

 

というわけで、家から徒歩30分の市役所にはあまり顔を出していない。まあ用も居場所も無いんだけど。でも、毎週月曜日の朝は国旗掲揚があるから行こうと思っている。担当の人には2日に1回電話。とりあえずはこの生活を続けていこうと思う。

 

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バイクタクシーの運転手が道路で旗を持って子どもたちを渡らせていて、可愛かったのでパシャり。

 

ではでは。

ジュグーの観光スポット

おはようございます。ベナンは夜です。任地・ジュグーに来て1週間が経ちました。

 

さて、今日はジュグーの宗教の話。

 

ベナン全体で見ると、多いのはキリスト教伝統宗教(ブードゥー教)です。でもジュグーは全員イスラム教徒なんじゃないか、ってくらいムスリムが多い。たぶん、70〜90%はムスリム。ちょっと歩くとすぐモスクがある。ジュグーはそんな所です。

 

私の家の裏にもモスクがあって、うるさいくらいの音量のアザーンが流れる。イスラム教徒は1日に5回お祈りをするんだけど、アザーンっていうのはその時間を知らせる「モスクに来てお祈りしましょう」みたいな呼びかけ。毎回誰かがスピーカーを通して呼びかける。女性だったり、男性だったり。朝は5時くらいからそれが流れる。うるさいから、起きちゃう。だから私は5時起床、22時消灯という生活を送っています。モスクがあるおかげで健康的!うるさいけど、慣れてきて時報のように感じられるようになったきた。

 

で、今日は午後に時間があったので、ジュグーで1番大きなモスクに行ってきました。Googleマップで見るとこんな感じ。

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でかい。レビューも結構あるし、ジュグーの観光地とも言えるだろう。

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門の前におじさん達がゴロゴロしていて、見ていい?と一応断ってから入る。

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中も広い。

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大人に指示されたらしい子どもが来て、屋上を案内してくれた。やっぱり観光客に慣れてる。

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ジュグーを一望できる!とても景色が良いです。

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ジュグーに来たら、ぜひ行ってみてください。というか、私と一緒に行きましょう。

 

帰りはモスクの近くの人たちに絡まれて、1時間くらい日本語を教えてきた。本当に覚えたいのか、紙にいっぱい書かされたよ。

聞かれたのは、こんにちは、こんばんは、ありがとう、どこ行くの?、名前は?、髪の毛、行きましょう、聴覚障がい者、歯、ここ、おいで、家、モスク、教会、いっぱい食べて、こんな感じだったかな。まだまだ聞かれたけど、忘れちゃった。今度会うときは、少しは日本語覚えてるかな。

 

それでは日本の皆さん、よい1日を。

活動スタート

と言っても特に仕事っぽいことはしておらず、散歩ばかりしている。今日で2日目が終了。

 

現在市役所に預かってもらっている状況なのですが、担当の人が全く当てにならない。

1日目「すぐ戻ってくるから待ってて」

初めてのことなので、とりあえず待ってみたけど3時間待った。2度と待たない。

2日目「15時に市役所の下でね!」

20分待つが来ない→電話する→「まだ戻れないから戻れる時連絡するわ」→連絡無し

という感じで、初日からもう彼を信じないと決めた。

 

まあ元々、市役所配属の予定ではなかったので想定の範囲内

 

さて、インターネット上に私が受けている要請がまだあったので、よかったら見てみてください。

募集ボランティア要望調査票|青年海外協力隊(JV)|JICA-ボランティア

この要請書にある「ジュグー村落開発支所」で働くはずだったのですが、今はこんな感じ。

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作っているのか壊しているのか不明(笑)

 

組織再編とのことで、以前20名ほどが働いていたこの職場を50名が働けるような建物にするということ。今日の朝この工事現場に呼ばれ、行ってみると元職員が続々と集まってきました。彼らに、今何してるの?と尋ねると、何もしていないと言われた。でも給料はあるみたい。

そんな感じだけど、要請書にあった農業普及員が本当に居たことには感動した。みんなそれぞれ専門もあるみたい。2ヶ月後の1月には建物が出来上がる予定とのこと。建物ができてもすぐには働けないと思うけど、彼らと働けるのはとても楽しみ。

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道にある看板はそのまま。

 

午後は家の近くの畑に行ってみた。私がジュグーに来ることは噂になっていたらしく、「日本から来たボランティアだよ」と言うと、「君か!君なのか?市役所の人が言ってたよ」とか「知ってる知ってる!」とか言われた。ここ、ジュグーでは農民はグループを作って活動している様子。今回訪ねたグループは3箇所に畑を持っていて、たくさんの人が働いている。

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めっちゃ綺麗な畑でベナンとは思えない!と言ったら失礼だけど、ホームステイ地のアボメカラビで見ていた畑はグチャグチャでゴミだらけだったんだよ。

肥料は3種類を使っていて、うち2種類は有機質肥料、1種類は化成肥料だそうだ。肥料はこうやって置くのが彼ら流らしい。

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井戸があり、水やりをしている。

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苗も作っている!

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収穫の時期になったら一緒に食べようね、と言ってくれた。いきなり訪問したのに質問にも答えてくれるし、写真も撮らせてくれるし、優しい人たちだった。今度手伝いにくるね、と言って去ってきた。

 

ちょっとだけ進展。

一歩ずつ。