ハナノサキカタ(旧名:道産子、ベナンへ行く。)

ベナン・ジュグーでJICA青年海外協力隊・野菜隊員として活動。(2017.10〜2019.10)

ブログ名変更

お久しぶりです。生きてます。日本で就職して1年が過ぎました。真面目にやってます。

このブログは青年海外協力隊の記録として作成したもの。しかし、協力隊終了後も続けていこうと思いブログ名を変更しました。ハナは自分の名字からです。根っこがない私ですが、どこかで咲いていたいと思っています。

さて、なぜ投稿が止まっているかというと、、ベナンについてもっと書きたいと思っていて、そのためにはゆっくり時間が取れるときに書こうと思ってしまい、結局後回しになってしまっているからです。だらけてます。
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こちらがベナンのことで書きたいことリストです。随分溜めたなぁ。。
記憶が薄くなるので早めに書きたいです。空き時間見つけて書いていきます。

旅の記録:バンテ(Banté)

2019年8月の話

 

ベナン中部に位置するバンテ市。現在バンテには小学校教育隊員がひとりいます。バンテの丘は隊員に人気なので、私も行ってみました。

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ジュグーから安いバスで3000Fcfa(600円)、高いバスで4000Fcfa(800円)。約3時間半。

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タクシー乗り場は市場付近ですが、バス乗り場は市場より北にある広場みたいなやつ。ここ。奥に見える丘に登ります。
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いざ。
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わりと急な道。
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雨季なので草がすごい。
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きました。綺麗!

丘登りは雨季が綺麗でいいですね。道は草だらけだけど景色が緑できれい。
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街側の景色。
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バンテには2つ丘があります。次は向こうへ。
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ここでいい感じの水飲んでる写真を撮ってもらったのでプロフィール写真にしましょう。
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街を歩く。子どもたちと遊ぶ後輩隊員。
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さて、2つめの丘に来ました。こちらの方が低いです。
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こんな感じ。きれいですね。
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街側。この丘のほうが街に近いので、はじめに登った丘とはまた景色が違ってたのしいです。
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ヤギ発見。山羊だもんね。

 

高い方の丘は少し疲れるかもしれませんが、きれいなのでバンテに行くならおすすめ。日頃の運動不足を丘登りで解消してみては。

 

 

おまけ
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バンテには友人の実家があり帰国前に会いに行った時に見たもの。雨水を貯めとくやつ。


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ジュグーとバンテの間にある街、バシラ。8月のバシラにはメロンがたくさん売られていました。黄色いやつです。直径10cmくらいのものがだいたい100Fcfa(20円)くらい。甘くておいしいです。

ゴマの不思議

ゴマはフランス語でセザム。sésameと書いてセザム。そう、みなさんが想像するであろうゴマがベナンでも栽培されています。ですが、ジュグーあたりでしか栽培されていないようです。

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このように500mlペットボトルに詰められて500Fcfa(100円)で売られています。ジュグーのバス停と市場にあります。このようなゴマはなぜかジュグーにしかありません。しかも現地の人はほとんど食べません。なので売られている場所がジュグーでもバス停と市場だけ。

なぜなのか。

ゴマを売っている人に聞いても「私たちは食べない」「ゴマは村で作られてる」という情報しか得られず。

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知り合いの農家さんのところに行った際にたまたま見つけたゴマ畑。こちらはジュグー・コロコンデ(Kolokondé)村の近くのなんとか村。2019年9月6日。帰国間際にやっと見れた!そしてゴマの謎も解決しました。

ゴマを栽培しているのはベナンの北にある国、ブルキナファソのひと。ジュグーの村には未開拓の土地が多くあり、しかも水もあり、肥沃な土壌である。そのため多くのブルキナファソ人がここに来てゴマを栽培し、ブルキナファソで売っている、という。

なるほどー!

ゴマを作っているブルキナファソ人の農家さんに会えたので少し話を聞きました。ブルキナファソではゴマを使った伝統菓子があり、ゴマをたくさん食べるそう。また、工場があり、ごま油も作っているとのこと。この日、すぐに同期のブルキナファソ隊員に連絡してみたところ、やはりゴマのお菓子があるそう。でもごま油は見たことがないと言っていたので、もしかしたらごま油は輸出されているかもしれませんね。ベナン人は全然ゴマ食べないのに、ブルキナファソ人は食べるんだなーと新たな発見でした。

インターネットでブルキナファソのゴマ菓子を検索すると出てきました。こんな感じのものみたいです。参考までに。Biscuits croustillants de sésame - Barika

栽培時期が短いためになかなかゴマ畑に遭遇できていなかっただけなようで、ジュグーのほかの村でもゴマ畑をを見ることができました。
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こちらはジュグー・トコトコ(Toko-Toko)村のゴマ畑。撮影は2019年9月9日。
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こちらもトコトコのゴマ畑。ゴマは8月下旬から9月上旬に播種し、12月に収穫するとのこと。

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夕日で土が真っ赤。2019年9月9日、ジュグー・バリエヌ(Bariénou)村のゴマ畑。

 

わたしは9月下旬にはジュグーを去ってしまったため収穫までは見られず。先日12月のジュグーのゴマの様子を送ってもらえたので、こちらに掲載します。ありがとう!2019年12月4日のバリエヌ村の写真になります。

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収穫が終了し、乾燥させているところだそうです。このまま1ヶ月くらい乾燥させるらしい。

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日本のゴマはほとんど輸入品。ベナンからはまだ無いようだけど、トーゴブルキナファソ、ナイジェリア等からは来ているようです。ベナンのものが間接的に日本に輸出されている可能性もありそうですね。

 

ゴマの不思議はまだあります。

ベナンでゴマ、フランス語で「セザム(sésame)」というと2種類あるのです。先ほど紹介したゴマともう一つ。

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こちら。どこがゴマだよ!

でもこれ、現地のひとはゴマ、セザム(sésame)って呼ぶんです。ちなみにベナン南部の現地語であるフォン語ではグシ(Goussi)と呼ぶので、それでも通じます。
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どんな植物かというと、こんなやつ。スイカ?みたいな。まあウリ科ですね。割った写真がなかった。中には上の写真のような種子がたくさん詰まってます。
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いい写真がなくて申し訳ないのですが、あのスイカみたいなのを収穫したら放置して、それから種子を取るみたいです。種子しか食べないので外見はこんな感じで捨てられます。

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グシは潰してソースに使われます。この白と緑のソースがそれです。グシと葉物野菜のソース。家庭ではかなり使われていると思います。

インターネットでグシ検索したら、ソースの作り方のレシピが載ったサイトが出てきましたので参考までに。

Recette de sésame communément appelé "goussi" en fon | Recettes Erasmus

21歳ベナン人女性(コトヌー在住)が2年前に書いた記事のようです。なんだかかなり豪華なソース。

 

ジュグーでゴマを買いたい時にゴマくださいって言うとグシ渡されることがわりとあるので気をつけてください。ちなみにジュグーの現地語のデンディー語でゴマはニャンティです。グシを出されたら、ちがうー小さいゴマ!ニャンティが欲しいー!と言うと通じると思います。チャーハンやラーメンに入れるとおいしいですよー。